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Colin Seahが考える「完璧なバスルーム」
コセンティーノは、このたびC·Bathを発表しました。これは、当社のバスルームに対する総合的アプローチを伝えるものです。理想的なバスルームの構想を描くため、当社は、世界屈指のデザイナーとインテリアデザイナーを選出して結集しました。これまで単に機能性にしか関心が払われなかったバスルームと言う空間は、近年、大きく注目されるようになっています。今日バスルームは、家やレストランなどの商業施設において、他のスペースと同じように重視されています。それはゲストやクライアント向けの紹介状であるとともに、家族にとっては家の中にあるプライバシーの場、リラックスする場所でもあります。
この記事では、画期的かつ型破りなアプローチをするシンガポールのデザイナー兼建築家Colin Seahのビジョンと経験を紹介します。Ministry of Design (MOD) スタジオの創立者であるColinは、コンテンポラリーなデザインに内在する可能性がどこにあるのかと、彼自身や彼のチームに問いかけ、これまで築いた、または認識している方法に揺さぶりをかけて、周囲の世界を意味のある、かつ革新的な方法で再定義することが好きであると語ります。
Colin Seahが考える「完璧なバスルーム」
デザイナーにとってバスルームは単なる機能的スペースではなく、心身を若返らすための場所なのです。Colinはバスルームのデザインを考える際、ユーザーのライフスタイルと、物理的、文化的背景という2つの異なる要素について検討します。彼自身と彼のチームは、この2つの面から、通常のバスルームでの体験を再定義するような、全く予想外のデザインを目指すよう努めます。
バスルームの色を選択する際、MODは先入観にとらわれず、各プロジェクトでデザインするバスルーム固有のコンセプト上、および経験上のクオリティを強化するため、多岐にわたる素材を選択します。その結果、ある家では全てが黒のバスルームになり、別の家ではずっと薄く明るいトーンになることもあります。
使う素材と面材の選択にも同じことが言えます。それはひとえに、各バスルームで実現したいデザイン上のコンセプトによるのです。
全般的に、Colin Seahにとっての理想的なバスルームとは、全ての機能においてクリアかつ心地よいユーザー体験を実現するものです。
Colin Seahが指摘するバスルームのトレンド
Colin Seahは、規範に挑み、イノベーションと経験に基づくデザインが特徴となる彼の個人的なスタイルを踏まえたうえで、2023年に予想されるバスルームのトレンドについて語ります。彼らが手掛けるプロジェクトは実に様々ですが、それら全てに共通するのは、「アッ」と驚かせる効果や、ユニークな経験を実現できるという点です。
景色を一望する、装備が整ったシャワー
別の記事でも述べたように、今やバスルームはウェルネスのハブとなっています。オーバーサイズのシャワーとバスタブは、誰もが望むスパのような体験を実現するうえで役立つため、大きなトレンドとなりつつあります。
Colin Seah が好むのは、装備が整った温度自動調節機能があるシャワー、ナチュラルな照明、そして可能な場合は外の景色が見えることです。バスルームに採り入れた生態的に親和性の高いデザインは、セルフケアをしながらストレスを緩和するうえで役立ちます。
マスターベッドルームと視覚的に切り離されたエンスイート
主寝室にエンスイート(寝室とひと続きの専用バスルーム)のバスルームを配置することはファッショナブルなトレンドになりつつありますが、デザイナーのColin Seahは、建築デザインの工夫により、この2つのスペースを聴覚的および視覚的に切り離す方が望ましいと述べています。そのために彼は木質のパネルやガラスの構造物、その他の素材を用い、完全な統合性を保ちながらも、これらのスペースを分離させます。
サスティナブルな素材によるタイムレスなデザイン
Seahにとって、自分のデザインがタイムレスでサスティナブルであることも重要です。彼が意識的に環境に優しい素材を選ぶのは、そのために他なりません。
その格好の例は、デクトンのようなサスティナブルでカーボンニュートラルな素材の使用です。デクトンは、見た目が美しく、耐久性と機能性に優れているため、Colin Seahはホスピタリティや商業プロジェクトの多くで専らこれを活用しています。2022年に、この建築家はKraftizenコレクションにあるデクトン Umber(アンバー)を使い、Garden Tableというユニークな机をデザインしました。これはグリーン系の色とアースカラーにより、オフィスの中に自然を取り込むものです。
2023年の最新のバスルーム・トレンドの詳細については、是非この記事をお読みください。そこでは、Colin Seahはじめ名高いデザイナーたちの見解を深く掘り下げて論じています。
