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「Le Chic」の美しさを凝縮した デザインピース「Hexagon」

922日、Cosentino City Tokyoでは、100名を超える建築関係者・インテリアデザイナーのゲストをお招きして、Silestoneの新コレクション「Le Chic ル・シック」のローンチイベントが開催されました。その日、大きな注目を集めたのが、Cosentinoが初めて日本のデザイナーとコラボレートしたデザインピース「Hexagon ヘキサゴン」の発表。デザイン会社Degins.JPを主宰する建築家・インテリアデザイナーの窪田茂氏がデザインを手がけたプロダクトは、その名の通り六角形の天板を中心に構成され、3アイテム1セットのテーブル&チェアで、自在にレイアウトできるのが魅力です。

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立体的でエレガントな「Le Chic」の魅力を

最大限に引き出すデザイン

新コレクションを使ったプロダクトのデザインをオファーされたとき、窪田氏は他の素材を使わずに、「Le Chic」だけで成立するデザインにしようと思ったそうです。

Silestoneの特徴とは、薄くて大きく、強度があること。そのメリットをうまく活かしたいと考え、この板だけで構成できるプロダクトをつくってみたいと思いました」。

これまでも多彩なプロジェクトでSilestoneを使ってきた窪田氏。新作の「Le Chic」の印象は?

Le Chicは、いままでのSilestoneと比べても、より立体感があって模様も美しく、高級感のある印象をもちました」。その魅力を存分に引き出すために、他の素材は使わずに、6色の「Le Chic」を2枚ずつ使った構造を考えた窪田氏。ホワイトベースからニュアンスのあるくすみブルー、深いブラックベースまで、カラーバリエーションも豊富で、繊細なメタリックがさりげないアクセントとして効いています。

「これひとつあることで、空間の質がグッと上がってくる。Silestoneの「Le chic」は、そういう素材だと思います」。

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自然界や日本の伝統を受け継ぐ

安定感のある六角形

Hexagon」の名の通り、天板に六角形を選んだ理由についてお尋ねしました。

「六角形というのは、安定感があって強度に優れ、バランスの良い形です。ハニカムといわれる蜂の巣の形、雪の結晶や昆虫の個眼、どれも六角形になっていて、自然界にたくさんある形。そのバランスの美しさを活かしたいと考えました。さらに、日本では亀の甲羅の形を『亀甲』という紋様として昔から大切にしていました。『鶴は千年。亀は万年』というように、調和とか、長く続く美しさとして捉えてきたんですね。そういった日本の伝統と文化という面からも、六角形からインスピレーションを得ました」。

フランスをテーマにしたスペイン発の素材SilestoneLe Chic」だけで構成され、自然界や日本の伝統文化がインスピレーションの源となって完成したデザインピース。それが「Hexagon」です。

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曲線の脚で軽やかな印象と

抜け感を演出

六角形の天板であっても、脚は3枚にしたのも「Hexagon」のポイント。

「脚を3ヵ所にすることで、軽快感と立体感を表現したかった。また、接地部を曲線にすることで、美しさとかわいらしさ、同時に点で支えることのできる強度も表現したいと思いました」。

実際、間近で見ていたゲストの方々から「かわいい」という声もあがっていた「Hexagon」。重厚でラグジュアリーな印象になりがちなストーンの家具に、軽やかでスマートな印象が加わりました。また、3ヵ所の空きスペースがあることで、スタッキングしたときに他のカラーを見せることもできて、デザインの遊びが感じられます。

「今日、初めて完成した現物を見ているんですが、イメージ通りにかなり近い仕上がりですね。こういった素材は、裏側は磨かないのが一般的ですが、このデザインでは裏側も見えるので、そちらも磨くことにトライしていただいた。細部まで美しく仕上げてくださったことが、とてもうれしいです」。

デザイナーの想いを形にした、丹念な職人の技。美しいデザインピースは、多くのチャレンジから生まれました。

サステナブルな素材として

これからもSilestoneを使っていきたい

インタビューの最後に、地球環境への向き合い方についてうかがいました。

「サステナブルについては、建築・インテリアに携わる以上、いつも意識しています。その中でも大切なのは、長く使えるということ。Silestoneは耐久性に優れ、長い年月にわたって使えるので、素材の特性としてサステナブル。さらに、製造過程から配送まで環境に配慮していると伺っているので、これからも使っていきたいですね」。

窪田茂氏のデザインによって、SilestoneLe Chic」から生まれた「Hexagon」。日本のデザイナーとCosentinoのコラボレーションは、ここから始まります。