従来のバスルームの枠を超え、より開放的でフレキシブルな空間へ。2023年、コセンティーノはバスルームを慣習にとらわれないスペースへと変貌させるプロジェクトを提案。気鋭のインテリアデザイナーを起用し、「The Bathelier バスリエ」を発表しました。1日でもっともリラックスする大切な時間を過ごす場所を、心まで解き放つ心地よいスペースとして、自由な発想でデザイン。インテリアデザイナーの夢をカタチにしたプロジェクトは、大きな反響を呼びました。
光を浴びて美しさが変化する
洗練されたミニマルな空間
「Dekton デクトン」のインダストリアルシリーズを手がけたダニエル・ジェルマニは、自らデザインしたデクトン「Pietra Kode ピエトラコード」を使用し、インドアとアウトドアを軽々と飛び越える「バスリエ」を提案。イタリアの歴史を彩ってきた天然石の美しさを現代に蘇らせたコレクションの中でも、ローマ帝国の古代建築で多用されたトラバーチンを思わせるカラーを採用し、洗練された印象を生み出しています。光に満ちた清潔で落ち着いた空間は、私たちをローマの壮麗な世界へ連れて行ってくれます。
やわらかな色彩に包まれ
ロマンティックにくつろぐ至福の時
インテリアデザインの最前線で国際的に活躍するクラウディア・アフシャールは、バスリエ「Ananda アナンダ」を通じて、心が浮き立つような「至福の時」を表現しました。大胆で高揚感のある空間は、足を踏み入れた瞬間に誰もが魅了される美しさ。その特徴的なあたたかみを出すために、「Kraftizen クラフティゼン」コレクションの「Umber アンバー」と「Nacre ナクレ」を選び、暖色系の「アンバー」の台にソリッドなSimplicityシンクを組み合わせました。不定形な鏡など、遊びの要素も取り入れたバスルームは、夢のようなバスタイムへと誘います。
バスタイムを癒しに変える
森の中のサンクチュアリ
「mut design ムートデザイン」のアルベルト・サンチェスとエドゥアルド・ビジャロンは、バレンシアの新しいデザインの波を鮮やかに表現し、世界規模で注目を集める最強の二人組です。今回、彼らがデザインしたのは、インドアガーデンに面したバスルーム。「Pietra Kode ピエトラコード」のニュートラルな素材とテクスチャーの組み合わせは、ミニマルを極めた美しさ。ナチュラルな色調は木や籐のデザイン要素と対話し、ずっとそこにいたくなる、まるでサンクチュアリのような空間が完成しました。
全14社のコラボレーションが提示する
理想を追い求めるバスルーム
日本国内のバスルーム状況は、ヨーロッパとは異なっています。大部分の住宅やマンションには大手メーカーの大量生産品が使われ、ヨーロッパのバス器具が採用されるのは、ほんの一部のラグジュアリーホテルや素材にこだわる豪邸に限られているのが現状です。10月20日から11月13日まで、Cosentino City Tokyoで開催された「FURO of tomorrow あなたのバスルームは?」と題した展示会は、ヨーロッパのバス器具や建材を扱う全14社がコラボレーションした画期的な企画。Cosentino City Tokyoの1階と2階に、バスタブや洗面ドレッサー、水洗金具が並んだ様子は壮観で、いつものショールームとはまったく異なる空間へと変貌。こだわり抜いたデザインを上質な素材で表現したバスまわりのプロダクトの数々が、コセンティーノのサイルストーンやデクトンと共演し、ラグジュアリーなバスルームの数々が姿を現しました。
フロートダイドコーロ代表、望月和彦氏がプロジェクトをコーディネートし、インテリアデザイナーの座間望氏が空間デザインを担当。日本を感じさせる竹や竹炭を使った空間に、ヨーロッパの優美なバスタブや光り輝く水栓金具が調和し、凛とした美しさの中に、ゆたかな時を演出するバスルームを描き出しました。会期中は建築家、インテリアデザイナー、ホテルや商空間を手がける設計・施工会社、デベロッパーなど、建築・インテリアに携わるプロフェッショナルの皆さまに多数ご来場いただき、新たな発見を提示する機会となりました。
プライベートスペースを超えて、開放的な広がりをもち、人生をゆたかに演出する特別な空間へ。コセンティーノのバスルームプロジェクトは、人を幸せにする美しいデザインを追求しながら、未来へ向けて大きく広がっています。